おかっぱりからのイカ釣りと言えば、アオリイカ釣りです。
中でも、エギングは大人気です。
ゲーム性の高さが支持される理由ではないでしょうか?
食べてもおいしいので狙ってみる価値は十分あります。
ここでは、エギングの仕掛けとしゃくり方のコツについてご紹介します。
エギングの時期のおすすめ
エギングのおすすめの時期は、主に春と秋です。春は、産卵のために浅場にやって来た大型を狙います。
個体によって、産卵の時期にズレはありますが、4~7月に釣りに行くとよいです。
秋は、ふ化した小型をたくさん釣ることができます。
数釣りを楽しみたいのなら、間違いなく秋です。
9~12月の中で、寒くなる前に行くとよいでしょう。
夏と冬は、エギングを行うのが厳しい時期です。
夏は、産卵後の親イカが死んでしまいます。
冬は、水温の低下により深場に移動していまいます。
どちらの時期も、アオリイカがいなくなってしまうためあまり釣れません。
エギングの仕掛け
エギングの仕掛けは非常にシンプルなものとなっています。仕掛けは次のとおりです。

ロッド
ロッドはエギングロッドを使います。バスロッドなどでも代用できなくはありませんが、やはりエギングロッドには劣ります。
エギをシャクりやすくしているなど、エギングに最適な設計となっています。
長さは7~8フィートが扱いやすいです。
やや硬めが釣りやすいです。
ただ、使用するエギの重さや狙うアオリイカのサイズによって、ロッドの長さや硬さを調整する方がよいです。
リール
リールはスピニングリールをおすすめします。サイズは2500~3000番がぴったりです。
ドラグの性能は非常に重要です。
ライン
ラインはPEの0.6~0.8号を使います。アタリを取りやすいので、PEがおすすめです。
リーダー
リーダーはフロロカーボンの1.5~2号を1.5mセットします。エギ
エギは2.5~4号を使います。時期によって、釣れるアオリイカのサイズが異なるので、それに合わせます。
また、潮の速さや水深、アオリイカの活性などによって使い分けるのがベストです。
カラーはピンク・オレンジ・ブラウン・グリーンなどがよく使われます。
状況に応じて交換した方がよいので、いろいろなカラーを準備しておきたいです。
エギングの場所選びとポイント選び
エギングを行うおすすめの場所は堤防です。他には、磯やサーフもあります。
ここでは、もっとも人気の高い堤防のポイント選びについて解説します。
堤防はどこにでもあるので、手軽に行けるのがよいです。
もちろん、釣りが禁止になっている堤防は釣りに行くのをやめましょう。
では、堤防で釣る場合、どのようなポイントを狙えばよいのでしょうか?
実は、堤防にはたくさんのポイントがあります。
次のようなポイントがおすすめです。
- 堤防の先端や角
- 係船・ブイ・ロープの周辺
- 消波ブロックの周辺
- カケアガリ
- 船道
- 沈み根
- 藻場
他にもポイントはありますが、まずはこれらから狙ってみるとよいです。
釣れるポイントを探す方法があります。
それは残されたスミの跡を探すことです。
アオリイカは、実績のあるポイントで釣れることが多いです。
そのため、過去にアオリイカが釣れたポイントは是非とも狙ってみましょう。
エギングでのアクションの基本
エギングでは、いかにエギをうまく動かすことができるかで釣果が大きく変わります。初心者が、いきなりエギをうまく動かすことは難しいです。
そのため、まずは次の3つをしっかりマスターするとよいです。
フォール
フォールとは、エギを沈めることです。
フォールには、フリーフォールとテンションフォールがあります。
フリーフォールとはテンションを張らずに沈めることで、テンションフォールとはテンションを張った状態で沈めることです。
必ずしもどちらがよいとは言えませんが、テンションフォールの方がアタリを取りやすいです。
ステイ
ステイとは、何もせずに放っておくことです。
ステイすると、リールをフリーの状態にしている時と着底している時以外は、エギは弧を描いて沈みながら手前にやってきます。
これをカーブフォールと言います。
この時に、乗ってくることが多いです。
シャクリ
シャクリとは、エギを跳ね上げることです。
アオリイカにエギをアピールします。
シャクリと言っても、速さや幅、強弱など、いろいろアレンジできます。
どのシャクリ方がよいのかは、その都度異なります。
フォール・ステイ・シャクリについて簡単に解説しました。
これらは、単独で行うのではなく、組み合わせて使います。
どの組み合わせが効果的なのかは、やってみないとわかりません。
それが、エギングの難しさであり、楽しさなのです。
エギングの釣り方
まず、仕掛けを狙ったポイントへキャストします。狙ったタナまで沈めます。
日中は底付近を、夜間は表層付近を攻めるとよいです。
沈めた後、いよいよ誘い始めます。
何回かシャクッた後に、エギをフォールさせます。
シャクッた時に、ラインを一瞬たるませる(ラインスラックを作る)ようにするとよいです。
そうすることによって、エギが左右に動きます。
このことをダートと言うのですが、これが非常によいアピールになります。
フォールの時に乗ってくることが多いです。
フォール時にアタリがあれば、合わせを入れます。
合わせないとフッキングしないので、アタリを見逃さないようにします。
引いている時にアタリがあれば、合わせなくても、そのままラインのテンションを緩めないように巻いて来ればOKです。