節分が近づくと、スーパーやコンビニで恵方巻きが販売されます。
そのため、節分に恵方巻きを食べることは多くの人が知っています。
しかし、食べる理由や食べ方は意外と知られていません。
ここでは、恵方巻きの由来と食べ方などについてご紹介します。
恵方巻きの由来や食べる理由
なぜ、節分の日に恵方巻きを食べるのでしょうか?それは、願い事を叶えたり、1年の無病息災を祈願するためです。

恵方巻きは、7種類の具が入った太巻きが一般的です。
具が7種類なのは、七福神にあやかっているためです。
そして、海苔でそれらを巻くことから、福を巻き込むという意味があります。
恵方巻きは、非常に縁起のよい食べ物なのです。
恵方巻きを食べることは、そもそも大阪を中心とした関西圏の行事でした。
江戸時代末期から大正時代初期にかけて生まれたと言われていますが、時期についてはさまざまな説があります。
恵方巻きが一気に広まったのは、平成に入ってからです。
コンビニの店頭で販売されるようになったのがきっかけです。
恵方巻きの食べ方のルールは?
恵方巻きの食べ方にはさまざまなルールがあります。節分の夜に、その年の恵方を向いて恵方巻きを食べます。
方角は年によって変わるので、事前に確認しておく必要があります。
1人で丸ごと1本を食べないといけません。
縁を切らないという意味合いがあるためです。
願い事をしながら無言で食べないといけません。
途中でしゃべると、福や運が逃げてしまうと考えられているためです。

恵方巻きを食べる方角の決め方は?
恵方巻きは、恵方を向いて食べなければご利益を授かることはできません。恵方とは、その年に歳徳神がおられる方角のことで、年によって方角が異なります。

では、どのように方角は決められているのでしょうか?
実は、恵方には4つの方角しかありません。
4つの方角が組み合わせられて、5年周期で同じ方角となります。
- 2023年は南南東
- 2024年は東北東
- 2025年は西南西
- 2026年は南南東
- 2027年は北北西
5年周期なので、2028年以降もこれの繰り返しとなります。
恵方は中国の方位で示されることから、上の方角とは若干のズレがあります。
ニャン太
恵方詣りという言葉を聞いたことがある人が多いと思います。
こちらの恵方も同じ意味です。
こちらの恵方も同じ意味です。