年齢には、数え年と満年齢というものがあります。
現在は、満年齢が広く使われていますが、例外的に数え年が使われることもあります。
数え年と満年齢は計算方法が違います。
ここでは、数え年と満年齢の違いについてご紹介します。
数え年とは?計算方法は?

数え年とは生まれた時が1歳で、毎年1月1日を迎えるたびに年を重ねる年齢の計算方法のことです。
つまり、母親のお腹の中にいた期間も年齢に入っています。
少しわかりにくいのが、12月31日生まれと1月1日生まれです。
それぞれの年齢の計算について解説していきます。
12月31日生まれ
12月31日の生まれた日は1歳です。
翌日の1月1日に2歳になります。
わずか1日で1つ年を重ねることになります。
1月1日生まれ
1月1日の生まれた日に2歳になるのではと思われる人もいるかもしれません。
それは誤りです。
1月1日生まれの人も、生まれた1月1日は1歳です。
そして、翌年の1月1日に2歳になります。
現在、自分が数え年で何歳なのかを簡単に計算する方法があります。
その時点で誕生日を迎えているか、迎えていないかで計算方法が異なります。
- その年の誕生日を迎えていない場合・・・満年齢+2
- すでにその年の誕生日を迎えている場合・・・満年齢+1
わかってしまえば、それほど難しいものではありません。
戦前はこの考え方が採用されていました。
満年齢とは?計算方法は?

満年齢は現在の年齢の計算方法のことです。
知らない人はいないでしょうが、念のため解説しておきます。
満年齢とは生まれた時は0歳で、誕生日に1歳年を重ねる計算方法のことです。
0歳からスタートして、翌年の誕生日を迎えると1歳になります。
ただ、法律的には誕生日に年を重ねるわけではありません。
実際には、誕生日の前日の午後12時(深夜)です。
もっとわかりやすく言えば、誕生日の前日に日付が変わった瞬間です。
うるう年に生まれた人はどうなるのでしょうか?
2月29日は4年に1回しかありません。
誕生日がなければ年を重ねないのかと言えば、そんなはずはありません。
うるう年に生まれた人の誕生日は2月28日とするのが一般的です。
数え年から満年齢へと年齢の計算方法が変わったのは、「年齢のとなえ方に関する法律」(昭和24年)という法律ができたためです。
この法律で、満年齢に一本化されました。
ニャン太
現在でも数え年を使う場合があります。
それは、七五三詣や厄払祈願、厄除祈願などです。
それは、七五三詣や厄払祈願、厄除祈願などです。