【2023年】お正月とは?元日と元旦の違いは?

お正月とは?元日と元旦の違いは?

お正月とは何かや過ごし方など知らないことはたくさんあります。

そこで、お正月に関していろいろまとめてみました。

初めて聞くこともあるのではないでしょうか?

参考にしてみてください。

お正月とは?

お正月とは何をする日なのでしょうか?

お正月は年神様(としがみさま)をお迎えして除災と幸福をお願いする日です。

年神様とは各家にやって来る豊作や幸せをもたらす神様のことです。

年神様をお迎えするにあたってきれいにしておかないといけないので、年末に大掃除をするのです。

ニャン太

お正月の行事は、年神様をお迎えしてもてなすためにあります。

特に、元日は年神様をお迎えする重要な日です。

お正月に年をとる?

お正月に「あけましておめでう」と言うのはどうしてなのでしょうか?

新年がおめでたいというだけでなく、無事に年を重ねられたことへのお祝いです。

以前は、数え年の計算方法が採用されていました。

数え年では、全員が1月1日を迎えるたびに年を重ねます。

そのため、1月1日はまさに国民全員の誕生日なのです。

誕生日を迎えたので、「おめでとう」と言い合ってもおかしくはありませんね。

“ことよろ”は江戸時代からあった!

“ことよろ”は江戸時代からあった!

お正月のあいさつの定番と言えば、“今年もよろしくお願いします”です。

ほとんど人が言っているのではないでしょうか?

最近の若者は、略して“ことよろ”と言っています。

この“ことよろ”は、実は江戸時代からあったのです。

十偏舎一九作の「素見数子(ひやかしかずのこ)」の中で、“ことよろ”の文字が見られます。

江戸時代でも、若者の間で言葉を略す遊びが流行っていたそうです。

ただし、江戸時代の“ことよろ”は“殊(こと)に宜(よろ)しく”の略です。

とてもいいという意味の言葉です。

元日と元旦の違いは?

元日と元旦に違いがあることをご存じでしょうか?

ほとんどの人が同じ意味だと思って使っています。

元日は1月1日を表してしています。

「元」には、最初という意味があります。


問題は元旦です。

元旦の意味は、1月1日ではありません。

これは間違いです。

正しくは、1月1日の朝を表しています。

「元」は上と同じ意味です。

「旦」は朝や夜明けという意味があります。

下線(-)が水平線で、そこから日(太陽)が昇ったことを形取っています。

ニャン太

「1月1日 元旦」と書かれた年賀状をよく見ます。

実は、これは誤りです。

「1月1日 1月1日の朝」という意味になってしまうためです。

日本語は本当に難しいですね。

お正月の過ごし方

お正月の過ごし方

お正月の過ごし方についてご紹介します。

いくつかありますが、代表的なものについて解説します。

若水迎え

若水迎えとは、元日の早朝にその年の恵方の方角にある井戸から水をくむ習わしのことです。

これを行うのは、一家の主人です。

くんだ水は、年神様に供えられました。

1年の邪気を祓うとされ、お雑煮を作ったり、お茶をたてる時などに使われました。

水道の普及により、最近ではほとんど行われなくなってしまいました。

初詣

初詣とは、年が明けて前年の無事を感謝して新年の幸福を祈願するために神社やお寺にお参りすることです。

実は、もともとは年が明けてからではなく、大晦日の夜にお参りに行っていました。

最近は、人気の神社やお寺にお参りする人が増えました。

しかし、それは誤りです。

本来は、その年の恵方にある土地の氏神を祀る神社やお寺にお参りするのが、正しい初詣なのです。

書き初め

書き初めは新年に初めて書く書のことです。

1月2日に、その年の恵方に向かって書きます。

現在では、おめでたい言葉や新年の目標などが書かれます。

書いた書は、どんど焼きで燃やします。

年始回り

年始回りとは、親戚や知人などお世話になった人を訪れて新年の挨拶をして回る習慣のことです。

基本的には、目下の者が目上の者を訪れます。

最近は、職場の上司や会社のお得意先を回ることもあります。

年始回りは、1月2日以降の松の内の間に行います。

1月1日に行わないのは、年神様を迎える日となっているためです。

他には、寝正月(家でゆっくり寝て過ごすこと)ということも関係しているかもしれません。

ゆっくり過ごしている相手の家を訪れるのは失礼にあたりますからね。

手土産には、年賀と書かれたのし紙をつけます。


ここまでは、伝統的なお正月の過ごし方について述べてきました。

時代の変化と共に、お正月の過ごし方にも変化がみられるようになってきました。

今は、長期休暇を利用して旅行へ行く人が増えています。

お正月の過ごし方に正解はありません。

そのため、人それぞれの過ごし方を満喫すればよいのではないでしょうか?

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