お正月になると、子供にとっては大きな楽しみが待っています。
それは、もちろんお年玉です。
お年玉の本来の意味は意外と知られていません。
ここでは、お年玉の意味だけでなく、お年玉をいつ(何歳)まであげればいいのかといったことや相場についてもご紹介します。
お年玉の意味とは?

現在、お年玉と言えば、お正月に大人が子供に贈るお金のことを言います。
実は、昔はお年玉にお餅をあげていました。
鏡餅を神様からのお下がりとして、家長が家族などにお餅を分け与えたのが始まりと言われています。
お年玉の“年”は年神様、“玉”は魂を意味します。
つまり、お年玉は年神様の魂(御年魂)のことです。
年神様の魂をいただくということからお年玉と言われるようになりました。
お年玉をもらうことで、さらに1年生きる力をいただけるのです。
江戸時代にお餅からお金に変わっていきました。
商家の主人が幼い奉公人に、お年玉としてお小遣いをあげたのが広まったようです。
お年玉はいつまでに渡すの?その日にちは?
お年玉は何日までに渡せばよいのでしょうか?お正月に会わずに終わってから会った場合、お年玉をあげないといけないのか悩むことがあります。
三が日にお年玉を渡す人が多いと思います。
問題はその後ですね。
調べたところ、松の内までなら渡すという回答が多かったです。
松の内は、地域によって異なります。
関東なら7日、関西なら15日です。
その期間内に会えばあげて、会わなければあげないと決めている人もいます。
最終的には、あげる人にあげようという気持ちがあれば、いつまであげても問題ありません。
お年玉はいつ(何歳)まであげる?

お年玉が家計を大きく圧迫することがあります。
そのため、大人の多くはお正月など来て欲しくないというのが本音のようです。
できることならお年玉をあげたくはありませんが、楽しみにしている子供が多いだけになかなかそうもいきません。
では、お年玉はいつ(何歳)まであげればよいのでしょうか?
ネットで調べてみると、次のような結果が得られました。
就職するまで(社会人になるまで)がもっとも多かったです。
次いで、成人(20歳)になるまでです。
あとは、大学生(短大・専門学校含む)卒業までや高校卒業までといったものもあります。
いつまでという決まりがないだけに、いつまであげるかは難しいところです。
その子供との関係性で判断してもよいと思います。
それほど付き合いがないのなら、それほど長い間あげなくてもよいかもしれません。
最終的には、あげる側の気持ちということになります。
ちなみに、あげ始めるのは小学生になってからというものが多かったです。
早くても、幼稚園以降でしょう。
また、両親にお年玉をあげる人もいるかと思います。
しかし、これは失礼にあたります。
それは、お年玉が目上の者から目下の者に渡すのが風習だからです。
どうしても両親にあげたいのなら、ご祝儀袋に“お年賀”と書いて渡すとよいです。
お年玉の相場は?
お年玉の相場も気になるところです。子供の成長具合によって、額が異なっています。
次のような額が多いようです。
- 小学校入学前・・・500~1,000円
- 小学校低学年・・・1,000~3,000円
- 小学校高学年・・・3,000円
- 中学生・・・5,000円
- 高校生・・・5,000~10,000円
- 大学生・・・10,000円
額に決まりはありません。
はじめから多くあげると、どんどん額が上がっていって苦しくなります。
経済的なことを考えると、はじめはできるだけ抑えておいた方がよさそうです。
それぞれに子供がいる親同士・親戚同士なら、事前に相談して相場を決めておくと楽です。
ポチ袋へのお金の入れ方!ポチ袋が小さいのには理由がある

ポチ袋へのお金の入れ方は三つ折りがおすすめです。
サイズ的にちょうどよいためです。
四つ折りは厚みが出るため、子供にお金がたくさん入っていると期待させてしまうのでよくないということです。
それ相応の厚みで渡すのがよいのです。
ニャン太
きれいに三つ折りにする方法があります。
千円札は、肖像が上になるように置きます。
左端が野口英世の右頬に合わせて折ります。
その後、右端を左端に合わせて折るときれいに折れます。
五千円札も、肖像が上になるように置きます。
左端が樋口一葉の“一”の左側に合わせて折ります。
その後、右端を左端に合わせて折ります。
一万円札も、肖像が上になるように置きます。
折る際に左端を合わせるのは、お札の番号の1番目と2番目のアルファベットの間です。
最後に、右端を左端に合わせて折ります。
千円札は、肖像が上になるように置きます。
左端が野口英世の右頬に合わせて折ります。
その後、右端を左端に合わせて折るときれいに折れます。
五千円札も、肖像が上になるように置きます。
左端が樋口一葉の“一”の左側に合わせて折ります。
その後、右端を左端に合わせて折ります。
一万円札も、肖像が上になるように置きます。
折る際に左端を合わせるのは、お札の番号の1番目と2番目のアルファベットの間です。
最後に、右端を左端に合わせて折ります。
ポチ袋が小さいのには理由があるというのです。
どのような理由があるというのでしょうか?
大きい袋だとたくさんお金が入っていると期待させてしまいます。
小さい袋に気持ちばかり入れてあげていたのがしきたりです。
つまり、中の金額を期待させないように小さな袋を使って渡していたのです。
その考え方が、現在まで引き継がれています。